製造業様/物流コンサルティングサービス
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物流提案力とIT技術を連携させて、物流現場改善を実現
当社は創業以来、長年培ってきた物流システム構築の経験・ノウハウを活かして物流コンサルティングサービスの御提供を行っている。
経験豊かな専任のコンサルタントが物流現場にて念密な調査・分析を行い、改善施策の立案から業務運用の見直し。そして運用支援まで一貫して提供できることが本サービスの特徴である。
今回は、当社の物流コンサルティングサービスについて実際の事例を御紹介する。
お客様の概要
個人向け商品の企画・開発から製造販売まで幅広い事業を展開。販売に関しては通信販売から、店舗展開、卸事業など多彩な販売チャネルを用意して販路を広げ、お客様に商品を提供している。
製造された商品の管理、出荷などの物流業務に関してはグループ企業へ一括して委託している。
物流コンサルティングサービス活用の経緯について
お客様のビジネス拡大に当たって、物流センターにおける取扱量が増加してきていた。また、これからも様々な販売形態を展開していくに当たり、下支えを行う物流基盤を盤石にしておくことが求められていた。
なお、物流センターの運用については数年前よりグループ企業へ委託されており、現状把握があまりできていない状況となっていた。
そこで物流業務の客観的な状況確認並びに運用改善を行うにあたり、今回当社の物流コンサルティングサービスを活用することとなった。
課題
現状調査・分析の結果、以下の課題が顕在化した。
- 出荷における待ち時間発生
タイムチャート分析により、出荷までの所要時間に約2日間要している状況が判明。
受注締め翌日より出荷準備を行う運用含めて、工程間にムダな待ち時間が発生していた。
- 商品回収コストの増大
出荷した商品の回収が発生した際、対象出荷先の特定ができないため、該当する期間に出荷した全商品を回収せざるを得ない運用となっていた。その為、商品回収コストが増大し負担となっていた。
- 在庫差異の拡大
基幹システムで管理している在庫情報と物流現場の実在庫との間で大きな差異が発生しており、精度の向上が求められていた。入出荷情報の登録においては、物流現場以外の担当者からも登録が可能となっており、在庫差異について責任の所在が不明確になっていた。
改善施策・効果について
先に挙げられた課題に対して効果的な改善施策を実施した結果、以下のような効果が得られた。
- 出荷における所要時間短縮
出荷準備工程の見直しを行い、受注当日の夜間にシステムにて自動的に出荷準備を完了させ、翌日に出荷が可能となる運用へ見直しを実施。
これにより、受注から発送完了までの所要時間が、約50パーセント短縮。合わせてムダな待ち時間削減にもと繋がった。
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出荷ロット管理による商品回収コストの削減
商品出荷において、出荷ロット管理の運用を実施。これにより商品回収が発生した際、ロット管理による出荷先の特定が行えるようになり商品回収範囲の絞り込みができるようになった。
これにより、商品回収コストの削減が可能となった。
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在庫管理運用の見直し
倉庫管理システムを導入し、物流現場による入出荷管理を実施。これにより、在庫情報と実在庫の精度向上が図られ、導入前に比べて棚卸し差異率において約5パーセントの向上が図られた。
さらに、以下のような追加効果を創出した。
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受注受付業務の工数削減
受注から発送まで時間短縮されたことにより、発送までの間に発生するキャンセル対応や問合せ対応の頻度が大きく減少され、受注受付担当者の工数削減が実現。
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業務省力化によるコスト削減
これまで人手で行われていた出荷における書類出力、仕分け等の準備作業が機械化されたことにより出荷業務の負荷軽減による作業コスト削減は図られた。
今後について
今回の物流コンサルティングサービス実施によって、念密な調査・分析を元に課題点を顕在化し、課題に対する改善策を討ったことでコスト削減、作業の省力化を実現した。
今後より一層ビジネスを拡大していくなかで、当社は物流コンサルティングサービスを始めITソリューション、提案から運用までワンストップでサービスの御提供を行いお客様の事業拡大へ寄与していきたいと考える。