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導入事例

山九株式会社様/端末展開作業サービス、IT資産管理サービス

  • 業種 陸運業
  • 導入サービス 端末展開作業サービス、IT資産管理サービス

効率的な端末展開と、その後のIT資産管理まで幅広く御支援


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社名:山九株式会社
本社所在地:東京都中央区勝どき6丁目5番23号
創業年月:大正7年(1918)10月

山九株式会社(以下、山九)は、プラント・エンジニアリング、ロジスティクス、オペレーション・サポートを有機的に結合したビジネスモデルを構築。
プラントの企画・設計、重量物輸送・据付・試運転や、操業支援、設備メンテナンス、更には調達・生産・販売までの各種物流に至るまでトータルにサポートする世界でも類を見ないアウトソーサー企業である。



当社は2006年より親会社である山九に対して端末展開作業サービスを提供し、業務で利用される端末のスムーズな導入、リプレースを支援している。さらに2014年よりIT資産管理サービスの導入をおこない、継続的な端末利用状況管理を実現した。本取組において、いかにして各サービスの導入へ取組をおこない、効果を挙げたかを以下御紹介する。

導入の経緯

2000年以降、ノートPCの普及などにより個人毎に端末が割り当てられるようになってきた。国内に約11,000名を超える従業員を抱える同社においては、本社および国内40支店等各拠点へのスムーズな端末展開と導入後におけるサポート等において以下の課題が挙げられた。

・端末初期設定、市販ソフトウェア・業務アプリケーションのインストールに時間を要する
・端末の展開および設置において調整に時間を要し、設置においてもトラブルなどが発生
・導入後におけるサポート・メンテナンス体制とサポートに必要な情報共有の仕組みが構築されていない

さらには、各拠点へ導入される端末が増加していくにつれ、導入端末の状況管理も課題となりつつあった。
・タイムリーなソフトウェアライセンス利用状況の把握がおこなわれていない為、
   ライセンス情報集計管理に時間を要する
・利用者が導入した禁止ソフトウェアなどの有無管理がおこなわれていない
・展開後の端末およびソフトウェアの利用状況が確認できない為、休眠しているIT資産コストが発生

課題解決に向けた取組について

端末の展開作業および導入後の管理について、山九の情報システム管理を担う当社へ相談を頂き、一緒になって課題解決への取組をおこなった。その結果、以下2つのサービスを構築し、導入することとなった。

  • 端末展開作業サービス
    lcm_img1.png 2006年より山九に端末展開作業サービスの提供を開始した。本サービスでは、端末の調達、セットアップから各現場への展開そして設置後のサポートデスク・保守まで幅広い仕組みを御提供している。
    端末展開作業サービスを構築するにあたっては、効率の良いセットアップ方法、キッティングセンターの設営、展開後のサポート方法について検討をおこない、以下の対応をおこなった。

    ・導入マスターPC、導入イメージディスクの作成。
    ・キッティングセンターでの端末セットアップ作業、
       機器出荷・納期管理
    ・サポートサービスデスクによる
       オンライン・オンサイトサポート
  • IT資産管理サービス
    導入端末状況管理の課題については、ソフトウェア資産管理についての取組をきっかけに、国内の各拠点へ導入されている端末のIT資産管理方法について検討が進められた。
    山九では以前より端末利用状況については、インベントリツールを用いてインベントリ収集がおこなわれていた。この情報と社内で管理している端末・ソフトウェア資産台帳とを連携させIT資産管理を実現させることとした。実際の管理については、IT資産管理ソリューション「PerfectWatch」を活用した効率的なIT資産管理サービスの運用をおこなうこととした。

    lcm_img2.png

導入効果

端末展開作業サービス、IT資産管理サービスの導入により、以下の導入効果がもたらされた。

  • 端末展開の効率化
    端末展開作業サービス導入の結果、端末展開が迅速におこなえるようになった。端末のセットアップについては、初期設定から業務で必要となるアプリケーションのインストールまで含めて1台につき2時間程度で完了。現場への展開についてもキッティングセンターより随時展開が可能なため、短期間で納品出来るようになった。
  • トラブル発生時の解決時間短縮化
    サポートサービスデスクを用意し、トラブルに対してインシデントの管理をおこない専任スタッフによる適切な問題の切り分け、オンライン・オンサイト両面による幅広いサポートがおこなえるようになり、問題解決時間の短縮が図られた。 実務において端末の活用が欠かせなくなっている現状において、業務の継続性向上に貢献している。
  • ソフトウェア管理
    IT資産管理サービスで利用しているIT資産管理ソリューション「PerfectWatch」を用いて、インベント管理をおこなうようになったことでソフトウェアの利用状況の把握がタイムリーに収集できるようになった。このことにより、不正ソフトウェア利用の抑止、ソフトウェアライセンス使用状況の把握をおこなえるようになり、ソフトウェア利用におけるコンプライアンスの向上が実現した。ソフトウェアを管理する側のみならず、端末の各利用者においてもソフトウェアに対する意識の向上が図られた。
  • IT資産コストの最適化
    IT資産管理サービスによる管理情報(インベントリ管理、台帳管理)を通じて、IT資産の活用状況が棚卸などをおこなわなくてもいつでも確認できるようになり、IT資産の過不足を把握しコストの最適化が図られるようになった。休眠している端末の把握、ソフトウェアライセンスの適正数量を実態踏まえて、管理・運用することで調達コスト・管理コストのムダを省く事が可能となった。

今後について

山九においては、端末展開作業サービス、IT資産管理サービスが定着し、業務を効率的かつ継続的におこなえる状況となった。今後はスマートデバイスなど新たなIT資産の活用が進み、複雑化することが予想される。当社はこれまで培ってきたIT資産の運用・管理ノウハウをより一層高めていき、山九と一緒に課題に取り組み質の高いサービスの提供に努めていきたいと考えている。

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