導入サービスの概要

お客様の背景・課題

サービスの概要イメージ

免許証読取装置、アルコールチェッカー、バイタル測定器とパソコンやスマートフォンアプリを連携させ、日々の点呼情報をAWSクラウドサービスにリアルタイム送信・管理。 『デジタル点呼マネージャー』では、運転手管理情報と車両管理情報をデジタルデータとして保管・管理を実施。

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『形骸化』の防止とルール化の徹底、運行管理記録に対する品質向上を実現

日々の点呼業務をシステムによって標準化することで『形骸化』の防止とルール化の徹底を実現。点呼情報はAWSクラウドサービスに記録され、集中管理されるため、これまでの定性的な判断ではなく、データによる定量的な判断が可能となり、『属人化』、『抜け・漏れ』といった課題も解消し、運行管理記録に対する品質向上を実現。

本サービス構築における課題・検討事項

• 多くの山九グループ業務システムがAWSで稼働しており、技術資産や開発ノウハウを活用した開発が実施できること
• 山九グループにとどまらず、運輸業界全体に対してもサービス提供における拡張性と柔軟なシステム増強ができること
• セキュリティ面での堅牢性とサービス安定稼働における信頼性を兼ね備えた環境構成を実現できること

AWSを選定した理由

1点目にAWSのマネージドサービス上に、これまで山九グループで培ってきた技術資産を活用できたことから開発生産性ならびに品質担保の観点からAWSの利用が最適であると判断した。
またこれに加えAWSの継続性や堅牢性なども決め手となった。
2点目は、サービス拡張性が容易に実施できることから、ビジネス規模やユーザー毎の利用キャパシティなどに応じたスケーラビリティ面でも非常に有効であると判断した。
3点目はセキュリティ面での対策が可能なことである。またサービス安定稼働においては、AWS自体の自動復旧や管理コンソールでの原因特定の容易さなど信頼性・運用保守性の面でも安定稼働に繋がると考えた。

導入後

グループ内外を含め50社を超える企業へ本サービスを展開・導入を実施しておりビジネス規模に応じ環境もスケールアップを実施している。
また安定稼働という点では、これまで大きなトラブルの発生はなく、稼働目標を下回ったことがない状態が継続ができている。

利用サービス名

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) / Amazon Elastic Comp ute Cloud (Amazon EC2) /
Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) / Amazon Redshift / Amazon Route 53 / AWS Glue /
Amazon EventBrid ge / AWS Lambda /Amazon CloudFront / Amazon API Gateway /
Amazon CloudWatch / Amazon Cognito / AWS WAF / Elastic Load Bal ancing / NAT Gatway

今後の展望

国土交通省では自動点呼や遠隔点呼など新たな点呼方式を開始した。
運行管理の高度化に向けてICT活用を推進しているため本サービスにおいてはこれに追従して点呼方式に対する機能拡張を予定している。
また、今後も利用者の拡大を目指し、ユーザーニーズならび市場ニーズを取り込み機能拡張を実施すると共にサービスの品質維持ならびに安定稼働の継続を目指す予定である。

※ AWS、Amazonは、アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッドの登録商標です。
※ Windowsはマイクロソフト・コーポレーションの登録商標です。