フィロソフィー

はじめに
はじめに

2002年10月に、山九グループの東西にあったシステム関係会社が合併し「インフォセンス」が発足して以来、お蔭様で21年目を迎えることができました。
お客さま、社員の皆様、パートナーの皆様にあらためて感謝申し上げます。
発足以来、世の中やシステム業界において、かつて経験したことがない規模とスピード感で変化・進化を遂げ、この先もこの動きは加速していくことが想定されます。
企業存続のためには、世の中の変化・進化を踏まえ、お客さまからのニーズ・期待に応えていく必要があり、そのためには絶えず我々自身が変化・進化を遂げ続けなくてはなりません。
そのための戦略・施策に落とし込んだものが、中期経営計画や単年度事業計画です。
一方で、長年に渡り築き上げてきた「会社」を将来にわたり、更に「善き会社」に漸進(※1)していくためには、「変化・進化すること」に加え、社員一同が「いかなる時代においても変わらず守り続ける軸足となる信条」を持って歩んでいくべきであると考え、ここに指針として「インフォセンスフィロソフィー(信条)(※2)」を策定いたします。
皆で共有・大切にしていきたいと思います。

(※1)漸進とは…ぜんしん。順を追って少しずつ進むこと。
(※2)フィロソフィとは…「哲学(各人の経験に基づく人生観や世界観)」のこと。有名なものとして、稲盛和夫の「京セラフィロソフィー」がある。

01 善き会社とは

  • 善き会社とは

    社員一人ひとりが、自己の成長と仕事の達成感・充実感
    を通じて喜び・幸せを感じられる会社

    社員の幸せを通じて、家族に幸せをもたらすこと
    社員一人ひとりの仕事を通じて、お客さまに喜び・幸せをもたらすこと
    お客さまの喜び・幸せを通じて、世の中・社会の発展に貢献すること
    社員全員が「インフォセンスファン」になること
    お客さま・ビジネスパートナー(BP)の1社ひとりでも多くから「インフォセンスファン」になって頂くこと
    このような会社を皆で目指し、創りあげていきたいと考えます。

フィロソフィーの全体概念図

山九グループの教えと従来より掲げている企業理念は、これまで通りに大切にしていきたいと考えています。
これら大切にしていきたい考えを念頭に置き、今回社長として、「みんなで大切にしていきたいこと」「ありたい企業風土/社員の心得」に落し込み、この想いのすべてを「インフォセンスフィロソフィー(信条)」と定義しました。
いつの時代も変わらぬ指針として、善き会社を皆で目指したいと思います。

フィロソフィーの全体概念図

02 山九の教え

山九株式会社は、1918年に「国利民福(国家の利益と社員の幸せを目的)」の創業精神のもと設立。
これまで幾多の存亡の危機を乗り越え、いかなる時代になれども、物流・機工・構内事業の本業から外れることなく変化・進化を遂げ、100年を越える歴史を持っています。

  • 山九社名の由来

    「ありがとう」の気持ちを社名にしました。

    大正の初期、創設者中村精七郎氏は、ロンドンの街角で道を尋ねました。親切に道を教えてくれた紳士にお礼を言うと、その紳士も自分を信頼してくれたお礼に、「Thank You」と言い残しました。
    言葉も、文化も異なる初めての人との出会いの瞬間に、尋ねる人と応える人との信頼が感謝の気持ちと言葉で結ばれました。
    その快い響きに感動した創業者は、新会社の事業基盤が山陽の徳山、九州の門司・若松・八幡にあったことから、陽・州の頭文字をとり社名としました。

山九の企業理念

経営理念

人を大切にすることを基本理念とし、お客さまにとってなくてはならない山九を築きます。
そして、社業の発展を通じて社員の福祉向上並びに社会の発展に貢献します。

社訓三原則

全グループ員が真剣に心に刻むべきこと

  • 公言実行
  • 自問自答
  • 感謝

教育の基本思想

「徳育」「知育」「体育」三位一体の全人教育を目指し、単に仕事ができ、技術・技能が優れていればよいということではなく、人間として、社会人として立派でなければならないという基本思想があり、とりわけ重視しているのが「徳育」で「社訓三原則」はこの「徳育」の中核をなす教えです。

03 インフォセンスフィロソフィー

インフォセンスの企業理念

  • 山九グループにおけるインフォセンスの役割

    山九グループにおけるIT事業を本業とする専門会社であり、山九グループに対するITを手段とした事業拡大や効率化に貢献するとともに、広く世の中のお客さまの経営・業務課題に対し、お客さまの傍に寄り添い、ソリューション提案からシステム構築、運用・保守に至るサービスをワンストップで提供していくことです。

  • インフォセンス社名の由来

    山九グループに数多くある関係会社で、社名に「山九」もしくは「サンキュウ」という冠が入っていない唯一の会社。

    「インフォセンス」という社名は、「Information(情報)」と「Sense(感性・感度)」を掛け合わせた造語です。世の中の動きに対して、常に高い感度や鋭敏な感性を持ち、価値を提供できる情報サービス会社になりたい、という想いを込めています。

インフォセンスの企業理念

お客さまから喜ばれ、社会にうれしい驚きをもたらし、未来をより良く変えるために、昨日までの「あたりまえ」を打ち破る。そして明日からの「あたりまえ」を創造する。
それが私たちインフォセンスです。

ブランドメッセージ

ITで創る、明日のあたりまえ。
ITで創る、明日のあたりまえ。
  • 1つの使命
  • 3つの価値観
  • 5つの行動指針

みんなで大切にしていきたいこと

山九の教えと当社の企業理念を踏まえて、社長として、特にみんなで大切にしていきたいことを3つお伝えいたします。
これは、インフォセンスが存続する未来永劫、長きに渡りずっと変わらず大切にしていきたいと思っています。

お客さまのために

お客さまは様々な経営課題に直面し、何をどうしたら良いか思い悩んでいるはずです。
思考錯誤している状況のもと、お客さまの傍に寄り添い、お客さまの立場で様々な課題に対してITソリューションを推し進めてください。
お客さまは何に困り何を望んでいるのか、独りよがりにならずに「お客さまのためにお客さまの立場で考え自問自答する」ことを徹底してください。
決してこちら側の事情を押し付けてはいけません。
お客さまから具体的な内容を受けて対応するケースがあります。具体的であるほど気を付けてください。
言われた通りにやることは正しいことかもしれませんが、我々は数多くのお客さまの対応や、メーカー・ベンダー様とのお付き合いを通じて、経験してきたノウハウや実績があり、目的に対してそれ以上の解がないのか常に考える(自問自答)習慣が必要です。
その結果、お客さまの気付かなかった驚きや喜びを与える提案・実現ができたとき、信用・信頼関係が生まれ、お客さまは我々のことをプロとして尊重してくれ、我々もお客さまのことを尊敬できる、お互いがWIN-WINとなる、そのような信頼関係を構築したいと考えます。
既にお付き合いがあるお客さま、ご縁あって新たにお付き合いが始まるお客さまを大切にして、長く良き関係が続くお客さまをたくさん増やしていきましょう。

変化対応力

世の中のニーズの移り変わりやテクノロジーの進化は目覚ましく、同じことを続けているだけでは、厳しい競争環境の下であっという間に淘汰されてしまいます。
企業が長く存続するためには、常に新たなことに挑戦する気持ちが大切であり、その気持ちを持ち続けてください。会社としては、挑戦できる環境をしっかり確保、提供していきます。
今の売れ筋がどこまで続くのか、新たな売れ筋はどこにあるのか。従来の方法ではなく、もっと良い新たな方法があるのではないか等、常に想いやアンテナを張り巡らせ、進化・変化させていく必要があります。
誰かがやってくれるのではなく、一人ひとりが各々の立場で、創造的に革新を続ける姿勢で進化し続ける。 それが会社としての当たり前になり風土となる、そのような会社を目指していきましょう。

人を大切にする・・・人財に込められた想い

ここで言う「人」は従業員の皆さんのことを指しています。
山九グループには「人を大切にする」という基本理念があります。この理念は、決して社員を猫可愛がりし甘やかすということではありません。
会社は社員一人ひとりと真剣に向き合い最大限に教育を行う。社員は最大限に努力する。
そして単に仕事ができ、技術・技能が優れていればよいわけではなく、自身を取り巻く「ご家族」「お客さま」「上司」「同僚」「後輩」「BPの方々」「友人」等の様々な人達への「感謝」の念を決して忘れずに人間として道徳観を兼ね備えた社会人であってもらいたいという意味合い、願いが込められています。
会社は社員一人ひとりを大切にし、一人ひとりは果たすべき役割を認識し、その役割をしっかりと果たす。
そのような一人ひとりが輝くプロフェッショナルな人財集団になって貰いたい。
皆さん自身がどうありたい、どうなりたいのか将来像・目標をしっかり持ち「公言実行」してください。
自らのために、自らを高めるために研鑽(けんさん)し、自らを律して「自己啓発」の習慣を身に付け日々努力、挑戦し続けてください。

04 ありたい企業風土と心得

ありたい企業風土

インフォセンスとして、決して競争というわけではないが、他社に負けない良き風土があります。
いずれも当たり前ではなく、長年の間で培ってきた皆さんが思っている以上に価値のある貴重な財産です。
これからも皆で大切していきたい。そのように思います。

  • 温かさと思いやりがある

    今でも当社には各部門共通して、温かさと思いやりがある風土があります。
    新入社員や中途社員、新たなBPの方々の受け入れや、業務上で或いはプライベートで困った時や分からない時に相談できる。助けてあげる。
    自然にこんなことができる当たりまえ。これからもずっと大切にしていきましょう。

  • 何事もやり切る

    逃げ出したくなる困難な状況に陥ったとしても、最後までやり切る風土があります。
    お客さまのために、我々自身のプライドをかけて真剣に取組み対応する姿勢が、一人ひとりに浸透しています。
    引き受けた仕事は何があっても最後までやり切る。これからもずっと大切にしていきましょう。

  • 互いを尊重し自由な雰囲気

    新たに挑戦したい、やりたいことがあれば背中を押してあげる風土があります。
    何かやりたい時に誰かに相談した際、肯定的に捉えて「やってみたら」「やってみよう」と挑戦を後押しし、協力し合い、フォローする。
    このような雰囲気を持ち続ける。これからもずっと大切にしていきましょう。

社員の心得

社員一人ひとりが日々の心得として行動すべき事柄を挙げています。
会社は単に仕事ができるだけの人を求めていません。ひとりの人間として大事なことばかりです。
今一度自身の行動を振り返るとともに、この先もずっと心に刻みこの事を守ると皆さん約束してください。

  • 倫理規定を順守する

      • 遵法精神の徹底
      • 地域社会への貢献
      • 営業秘密の保護
      • 正しい業務手順と厳正な権限行使
      • 良き社会人としての責任と自覚を持った規律ある行動
      • 反社会的勢力、団体の排除
      • 公平公正な取引き
      • 各種ハラスメント禁止