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導入事例

ヤマエ久野株式会社様/倉庫管理パッケージ「ZIZAIA(ジザイア)WMS」

  • 業種 食品卸業
  • 導入サービス 倉庫管理パッケージ

チルド集約デポへWMSを導入し、厳しい物流品質と高い効率化へ対応!

whimage.png社名:ヤマエ久野株式会社
本社所在地:福岡市博多区博多駅東2-13-3
創業年月:1950年4月

 ヤマエ久野株式会社は九州トップの卸売り企業として「食」と「住」を中心に、メーカーから小売店への物流を安定的に支えている。取扱い商品は、食品・冷凍食品・酒類等の加工食品と砂糖・小麦粉等の原材料、飼料・畜産品等「食」に関するものから、木材・住宅資材に関するものまで非常に多岐にわたる。
 九州を基盤とした地域卸として、ビジネス機能の拡充を図ることで、お取引先との共生体制を構築し、「安心」「安全」「健康」に配慮した商品・サービスの提供を行っている。

背景・課題

 ヤマエ久野様では、2015年10月のチルド集約デポ立ち上げに伴い、新たなWMS導入に向けた検討が進められていた。チルド集約デポは、九州各地の配送デポに対するマザーセンターとなる位置付けのため、厳しい物流品質と高い効率が求められており、以下のようなシステム要件が挙げられた。

・冷凍/冷蔵/常温の3温度帯の商品管理
・物流コード(規格違いの同一商品を細分化するコード)や期限日別の商品管理
・通過型と在庫型が混在する物流業務の管理
・荷主とのデータ連係強化
・流通加工作業のシステム処理簡素化

 これらを踏まえた高機能なWMSの構築・導入が課題であった。

検討の経緯

 ヤマエ久野様にてシステム要件を取り纏め、複数システムベンダーへ提案を依頼した。最終選考の結果、当社の倉庫管理パッケージ「ZIZAIA(ジザイア)WMS」を活用した提案を採用頂くことになった。採用の理由として、提示されたシステム要件を満たすことはもちろんのこと、以下の点も高く評価頂いた。

・パッケージベースの提案で短納期且つ適正コストで導入が可能なこと
・ライセンスが企業単位のため、複数拠点への導入においても追加コストが発生しないこと
・物流コンサルティング、システム構築から導入、運用・保守サポートまでワンストップで対応可能であること

 「ZIZAIA(ジザイア)WMS」が持つ高いパフォーマンス、当社が長年培ってきた物流コンサルティング力、総合的なシステム構築力、サポート体制等を高く評価して頂いたのである。

倉庫管理パッケージ「ZIZAIA(ジザイア)WMS」について

 「ZIZAIA(ジザイア)WMS」は当社が長年培ってきた倉庫管理システムのノウハウを結集して作り上げたパッケージ製品である。
 「自在に対応するパッケージ」をコンセプトとして、さまざまな業種・業態への導入を想定し、複数荷主・複数拠点、通過型の物流形態への対応など様々な機能を標準的に実装している。また主要メーカーのハンディーターミナル、タブレット・モバイルPC、音声端末等にも標準対応している。画面デザインや展開も洗練されており、直感的でストレスのない操作が可能な次世代型のWMSパッケージである。
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導入時の取り組み

  • 要件定義フェーズ
    要件定義工程において、チルド集約デポで行われる作業を分析し、業務プロセスと求められる管理レベルについて掘り下げて検討を行った。結果、当初のシステム要件に対して必要とされる機能が拡大した。これら追加機能についてヤマエ久野様と一緒になり検討を重ね、機能の絞り込み、開発優先順位の確定をおこなうことで、開発工数並びに納期の遵守を図った。このプロセスにおいては弊社の物流コンサルティング機能が効果的な役割を果たした。
  • 開発フェーズ
     「ZIZAIA(ジザイア)WMS」はカスタマイズを想定して独自開発したフレームワーク(ZIZAIAフレームワーク)を使用している。このため難易度の高い機能要求に対しても、高い品質を維持しながら短期間での 開発が可能である。また予め、あらゆる業務シーンを想定して必要な機能部品、テンプレートを多数用意しており、今回の追加機能に対しても、スケジュールに大きな影響を与えず対応ができた。このプロセスにおいては弊社のシステム開発機能が効果的な役割を果たした。
  • プロジェクト運営
     プロジェクト運営については、コミュニケーション計画を立案しお客様との間で毎週定例会を実施。開発進捗状況の報告や問題・課題事項の共通認識化を図った。情報の共有化が適切に行われることにより、プロジェクト関係者同士で連帯感が醸成され、発生した問題・課題に対しての検討・解決が効率よくおこなわれることとなった。

導入効果

 新WMSは2015年10月にサービスインした。その後、現在に至るまで大きなトラブルは無く、高い稼働品質を継続保持している。
 稼働後に要望を受けて機能追加などが幾つか発生したが、当社のサポート体制と「ZIZAIA(ジザイア)WMS」の柔軟性により、現場要求に合わせた機能拡張を適正工数で実行することが出来た。
 現場の運用においても、リストピッキングからハンディ端末を活用したピッキングへ切り替わったことにより、作業の生産性、品質が大幅に向上した。さらに作業者単位の進捗情報や生産性情報がWMSに蓄積されることになった為、作業状況の可視化やタイムリーな現場コントロールを実現できる環境が整ったことも大きな効果として挙げられる。

今後について

 ヤマエ久野様のビジネスは今後益々の拡大が予定されており、複数拠点へのWMS導入が構想として持ち上がっている。他拠点においては、それぞれ個別の業務特性・課題が存在しており、拠点毎に運用設計並びにカスタマイズが予想される。このような状況に対して、自在に変化に対応できる次世代倉庫管理パッケージ「ZIZAIA(ジザイア)WMS」にて強力に下支えをおこなっていく。
 今後ますますの発展が予想されるヤマエ久野様のビジネスに対して、当社はこれまで培ってきた物流コンサルティング力並びにシステム構築力でもって積極的に寄与をおこなっていきたい。

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